王将戦第4局対局再開 菅井八段の封じ手は「4八飛成」

[ 2024年2月8日 09:07 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第4局・2日目>封じ手を指す菅井八段(撮影・藤山 由理)
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 将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第4局が8日午前9時、前日から行われている東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で再開された。

 午前8時45分、挑戦者の菅井が入室。藤井は50分に姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。

 菅井が1日目に封じた40手目を、立会人の中村修九段(61)が開封。封じ手は「4八飛成」だった。

 1日目は後手の菅井は4手目に△3二飛と回る珍しい形の三間飛車を選択し、それに対し藤井は▲2二角成と角交換。お互いに角を打ち、開始から約20分で馬を作り合った。乱戦模様かと思われたが、その後は王を囲い、攻めの主導権を巡って構想力が問われる将棋に。前例のほぼない局面となり、両対局者は深い読みを入れていた。封じ手にあたる40手目は1時間35分の考慮。今期王将戦で菅井の最長考記録となった。封じ手で、藤井の飛車交換の誘いに乗った菅井。一気に局面が動きそうだ。

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