【王将戦】藤井聡太王将 大山15世名人は「伝説上の方」 タイトル戦20連覇「記録は意識してなかった」

[ 2024年2月8日 19:50 ]

<第73期ALSOK杯王将戦7番勝負第4局第2日>王将戦3連覇、タイトル戦20連覇を達成し、花束を手に笑顔を見せる藤井聡太王将  (撮影・田中 和也)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局は、7、8の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、藤井聡太王将(21)=8冠=が121手で菅井竜也八段(31)に勝利した。通算成績は藤井の4勝0敗で、タイトル防衛に成功。王将戦3連覇、そして大山康晴15世名人を抜く新記録、タイトル戦20連覇を達成した。

 感想戦後には記者会見が行われ、「中盤戦が長い将棋になって判断が難しいところが多かった。これまでと違った感覚を得られるところもあった」と今シリーズを振り返った藤井王将。

 大山15世名人の存在は「世代的にもだいぶ離れていて、もちろん直接お会いした機会もないので…伝説上の方のイメージ」とし、タイトル戦20連覇は「光栄なこと」と喜びを口に。「記録というのは意識はしていなかったが、逆に意識してもなかなか目指せるところではない。これまでのタイトル戦を振り返ると苦しいシリーズも少なからずあったので、その中でこの結果を残せるのは幸運もあった」と語った。

 奨励会時代には「大山先生の棋譜を並べたことがある」そうで、「おもに相居飛車の将棋だったんですけど、受けの手厚さ、当時から先進的な将棋を指されていたのかなという印象があった。その棋譜を並べたことは自分にとって勉強になることだった」と振り返っていた。

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