【王将戦】菅井八段「収穫はない。ミスが多すぎた」 全局振り飛車で臨むも藤井王将に4連敗で奪取ならず

[ 2024年2月8日 17:53 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第4局・2日目>投了した菅井八段(撮影・藤山 由理、大城 有生希、会津 智海、光山 貴大)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局は7、8の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、菅井竜也八段(31)が藤井聡太王将(21)=8冠=に121手で敗れた。菅井は通算0勝4敗でタイトル奪取はならなかった。藤井は王将戦3連覇、そして大山康晴15世名人を抜く新記録、タイトル戦20連覇を達成した。

 対局後、菅井はがっくりと肩を落とし「ちょっと、そうですね…。本当に一日目から苦しくなることが多かったので、自分の研究不足が結果に出たと思う」と無念の表情で話した。

 シリーズ全局を得意の振り飛車で臨んだものの王将にはね返され、その課題と収穫について「簡単なミスをしたのが多かった。収穫はなかったです。ちょっとミスが多すぎた」と振り返った。

 そして今後については「もう少し力をつけて、振り飛車を工夫するとか戦い方を変えるとか、何か大きな変化が必要なのかな」と語った。

 対局開始から約20分で乱戦模様かと思われたが、攻めの主導権を巡って深く読み合う展開に。構想力の問われる一局になったが、菅井の56手目△3六馬に対し、藤井が▲1六飛と着手。直前に菅井が指した一手を無効化する手で藤井が優位に立ち、じわじわと攻められる。菅井は耐え忍んだが、4連敗で王将戦を終えた。

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