田崎史郎氏 政治資金の“飲食代”を説明「若手の面倒をみる一環として領収書を持って来いというのがある」

[ 2024年2月8日 16:10 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が8日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。政治家の政治資金の使い道についてコメントした。

 番組では、政治資金の使い道について特集。衆院議員Aの政治団体が収支報告書に計上した22年の「飲食代」について、年間1141万1552円(187回)だったとし、このうち、22年5月31日は、ラーメン店15万8730円、料理店4万6000円、割烹料理店8万8300円、食料品店2万6690円の計4件だったと伝えた。

 神戸学院大の上脇博之教授は、この5月31日に4件について「これは真実かどうかがまず怪しいですよね。本当にそんな支出があったんですかと。仮にあって領収書がある場合は、誰かのためにお金を払ってあげたんじゃないかと。場合によっては公職選挙法違反の寄付になる可能性もあるので、ちゃんと説明してほしいですよね」と話した。

 これに田崎氏は「こういうことがあるんですねえ。例えばある派の幹部がいますね。幹部の方は若手の議員からと頼られて“領収書を持って来れば、こっちで払っておくよ”というケースがあるわけですよ。そうやって若手の面倒をみるわけですよ。若手の人たちはその幹部を頼りにする。だから、幹部の方が全部食べているわけじゃないんです。若手の面倒をみる一環として領収書を持って来いというのがある」と説明した。

 すると、上脇氏は「それはアウトです。他人のを払っていますから、支払い義務がないんですよ。ですから、それを払ったら虚偽記入になるし、公職選挙法違反の可能性も出てくる」と自身の見解を述べ、「たぶん政治資金が有り余っているんですよ。国民の税金である政党交付金があるので凄く余裕があるんです。自民党本部はバブルの1980年代の後半よりも多く政治資金を持っている。世の中、バブルははじけていますけれども、自民党の政治資金はバブル状態なんですよね。だから無駄なお金の使い方が簡単にできる。こんな使いをするんだったら政党助成金をやめないとダメ」と指摘した。

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