石井裕也監督が2度目の監督賞 第66回ブルーリボン賞授賞式 「映画をつくってる人間なら誰もが憧れる」

[ 2024年2月8日 16:31 ]

<ブルーリボン賞授賞式>フォトセッションを行う(前列左)山崎貴監督、浜辺美波、神木隆之介、吉永小百合、佐藤浩市、石井裕也監督(後列左から)黒川想矢、倍賞千恵子、二宮和也、東宝東和・山﨑敏社長(撮影・久冨木 修)
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ紙7紙で構成)が主催する映画賞「第66回ブルーリボン賞」の授賞式が8日、東京・内幸町のイイノホールで開かれた。「月」「愛にイナヅマ」の石井裕也監督が、2度目の監督賞を受賞した。

 石井監督は「映画をつくってる人間なら誰もが憧れるブルーリボン賞。本当に光栄に思っています」と喜んだ。「愛にイナヅマ」に出演した佐藤浩市が助演男優賞を受賞しており「スタッフや俳優のみなさんが評価されることがそれ以上にうれしくて、佐藤浩市さんは本当にいつも映画の奥深さと面白さを教えていただいている。佐藤さんの受賞は監督賞以上に心の底からうれしい。日本映画の形容しがたいレジェンド級の方々とやれることが幸せです」と語った。

 「月」は障害者施設で実際にあった事件をテーマにした作品。賛否の声もあった。そうしたことを念頭に「やっぱり、やってはいけないというか、やってはまずいんだろうという世の中全体に流れてる空気。ただ、もう少し深く考えればやってはいけないことはないし規制もない。それを忖度して表現をあきらめてしまう。そうした状況と戦った感じでしたね」と振り返った。

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