草野仁 モントリオール五輪でNHK先輩アナと「賭けをしましょう」水泳「50秒の壁」めぐる結果は…

[ 2023年12月12日 14:29 ]

草野仁
Photo By スポニチ

 キャスターの草野仁(79)が、12日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月~木曜前11・00)に出演。NHKのアナウンサー時代の思い出を語った。

 草野はNHKでは主にスポーツアナウンサーとして活躍。情報を「体系立てて持ってる。“あそこが重要だ”ってポンとひらめかして、そこから自分が記憶してる数字が出てくる。そうするとイキイキした放送につながる。運動神経を要求されるのがスポーツアナウンス」とした。

 オリンピックの実況は1976年のモントリオール五輪で初めて担当。「一番若いので君はラジオの水泳を1人で全部やりなさい」と言われ、水泳がメインの実況担当だった

 その当時、男子100M自由形で世界記録が50秒24だったことから「50秒の壁」を敗れるかどうかに注目が集まっていた。そこで「テレビ(実況)を担当していた大先輩のアナウンサー・西田さん」と「50秒の壁」を突破できるか議論になったという。

 草野は「記録は破られるためにあるといいますから、今度のオリンピックで50秒の壁は破られるんじゃないですか」と発言。ところが先輩・西田さんは「分かってないね。君は(五輪を担当するのが)初めてだから。オリンピックというのは競技者にとって必要なのは記録より勝負に勝つ。金メダルを獲ることが一番の目標なので、意外に記録は出にくいものだ」と反論した。

 そこで草野は「じゃ西田さん、50秒の壁を突破なるかどうか賭けをしましょう。勝った人が負けた人から現地で豪華夕食を提供と賭けをしましょう」と提案。西田さんも乗り気になり「50秒の壁」をめぐった賭けが成立した。

 100M自由形の決勝当日はラジオ実況の草野の一段上のブースで西田さんがテレビ用に実況を担当。アメリカのジム・モンゴメリーが見事、金メダルを獲得した。そして「電光掲示板を見上げますと、数字は何という皮肉でしょう。49秒99という記録なんです」と見事に草野が賭けに勝利。「私は賭けに勝って豪華夕食、ロブスターの夕食をゲットしていただきました」と当時を懐かしんでいた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月12日のニュース