谷村新司さん送る会　加山雄三「また一緒にサライを歌おうぜ」　最後は参加600人で「昴」大合唱

＜谷村新司を送る会＞谷村新司さんの遺影　（撮影・白鳥　佳樹）
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　10月8日に死去した「アリス」でシンガー・ソングライターの谷村新司さん（享年74）を送る会が11日、東京・グランドプリンス新高輪で行われた。

　谷村さんの誕生日に開かれた会に約600人が参加。ヒット曲「冬の稲妻」「いい日旅立ち」などの歌唱映像が流れる中、谷村さんが好きだった赤ワインを飲んで追悼した。名曲「サライ」をともに手掛けた俳優で歌手の加山雄三（86）は目を潤ませ「俺もそのうちそっちに行くから、また一緒に『サライ』を歌おうぜ」と吐露。堀内孝雄（74）は、16秒間遺影を見つめて手を合わせ「チンペイ（谷村さんの愛称）は今も生きていると思う」と語った。

　会場ロビーに設置された祭壇は、かすみ草や胡蝶蘭（こちょうらん）など白い花約8000本が飾られた。遺影は約2年前に撮影された笑顔の一枚。生前最後のステージとなった昨年12月24日のディナーショーで着た衣装や、愛用のギターなども展示された。会の最後は全員で代表曲「昴」を大合唱。来場者はスマートフォンのライトで会場を照らし、天国の谷村さんへ思いを届けた。