草野仁 一度は断った「世界ふしぎ発見!」の司会 引き受けたのは企画書の“キャッチコピー”

[ 2023年12月12日 13:59 ]

草野仁
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 キャスターの草野仁(79)が、12日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月~木曜前11・00)に出演。長年にわたり司会を務めたTBSの紀行クイズ番組「世界ふしぎ発見!」のオファーを一度は断っていたことを明かした。

 草野は自身について「不思議な人生」と語り、そもそもNHKもアナウンサーではなく「取材記者」を志望し、採用試験を受けた。すると「アナウンサーとして採用。びっくりするような採用通知」が届いたといい「長崎の田舎で高等学校まで暮らしましたから長崎弁、九州弁は話せますけど、標準語を駆使して十分にお話しするってことができると思わず、アナウンサーになれるとは思わず、何でアナウンサー…」と当初はとまどったと回想。同期16人のうち、アナウンサーを志望していたのはたった1人だったそうで、改革時期のNHKの新たな取り組みだったのではとした。

 NHKではスポーツを中心に報道系の番組も担当。ただ「エンターテインメントの番組はノータッチ」だったことから、フリー転身後に「世界ふしぎ発見!」の司会オファーも「“無理です”とはっきりお断りした」という。

 それでも番組の企画会社の社長に「一度でいいからと会って、いろいろ話を聞いて」と打診され、スタッフも交えた会議に参加。そこで企画書を渡され「1ページ開けると“あなたもインディージョーンズになってみたいとは思いませんか?”と書かれてて」とまず、素敵なキャッチコピーに惹かれた。さらに、企画書を読み進めるとエジプトのピラミッドなどについて書かれていたそうで「この番組を始めたら10年は続く番組になるはずです」という一文もあり「上手なセールス文句が書かれてありまして、私も歴史は嫌いじゃなかったので“何か面白そうですね”って。結局2時間半ぐらいお話してるうちに、“じゃ、やってみましょうか”と」と司会を引き受けることになったと振り返った。

 今年3月で勇退したものの「世界ふしぎ発見!」では長期に渡り司会を担当。「アナウンサーになれると思ってなかった人間がアナウンサーに就いて、想像もできなかった素敵な番組に長年関わることができた。本当にびっくりするような振り返るとそういう人生」としみじみと語った。

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