市川猿之助容疑者 “最大の疑惑”ビニール袋見つかっていれば…

[ 2023年7月19日 04:40 ]

市川猿之助容疑者
Photo By スポニチ

 東京・目黒の自宅で父親の自殺を手助けしたとして、警視庁捜査1課は18日、自殺ほう助の疑いで歌舞伎俳優市川猿之助(本名喜熨斗孝彦)容疑者(47)を再逮捕した。捜査1課によると「間違いありません」と容疑を認めている。

 いまだに残る最大の疑惑は、ビニール袋や睡眠薬の包装容器を捨てたことだ。

 猿之助容疑者は眠った両親にビニール袋をかぶせたとされるが、捜査関係者によると、事件に関わるごみは現場で見つかっていない。自ら処分したという説明通り、事件後、自宅近くのごみ捨て場に包装容器やビニール袋と思われるものを捨てる姿が防犯カメラに写っていた。

 仮にビニール袋が現場に残されていた場合は捜査にどのような影響を与えたのだろうか。亀井弁護士は「ビニール袋が破かれたり、爪でひっかいたような跡があったならば嘱託殺人など別の罪に問われていた可能性がある」と指摘。元東京地検検事でレイ法律事務所の西山晴基弁護士も「供述を裏付ける証拠になるため命を奪おうとした評価に振れて罪や量刑が重くなった可能性がある」と説明。2人の元検事の見解を踏まえると、どんな罪に問えるか重要な鍵となる物証だったことは間違いない。

 なぜ捨てる必要があったのか、これまで明らかにされていない。こうした疑惑が残ったままだとしたら、たとえ歌舞伎や演技の仕事に復帰できたとしても負のイメージがつきまとうことになりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月19日のニュース