「らんまん」田邊教授、学者と認めるも嫌み連発…万太郎ため息 ネット心痛「胃が痛い」「虚勢が痛々しい」

[ 2023年7月19日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第78話。田邊教授(要潤・右)は万太郎(神木隆之介)に「トガクシソウなど、どうでもよい。私は、そんなことでは傷つかない。残念だな、槙野万太郎」――(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は19日、第78話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第78話は、植物をめぐる競い合いに苦しんでいた藤丸(前原瑞樹)に、万太郎(神木隆之介)は休学のススメ。胸のつかえが取れた藤丸は田邊教授(要潤)に報告し、万太郎の植物採集や図譜の刊行の手伝いを始める。そして、ヤマザクラの画が載った「日本植物志図譜 第二集」が完成し…という展開。

 万太郎は「うちこそ、名付け親になりとうて、執着しゆう人間じゃ」と認め、藤丸は「けどオレ、万さんのことは好きだ。万さんにとっての名付けが、(トガクシソウの)伊藤家の孫と同じだとは思いたくない」「今度はオレに万さんを観察させてくれない?」と願い出た。

 万太郎は田邊に郵便物を届ける。

 田邊「読んだぞ」

 万太郎「ありがとうございます」

 田邊「見事な出来だった。今、この日本でここまで描けるのは、おまえしかいないだろう。いや、世界でも同じ人間がいるかどうか」

 万太郎「ありがとうございます」

 田邊「おまえはこの図譜で、植物学会をこじ開け、自ら植物学者の名を挙げた。今この学会で、おまえの名を知らない者はいないだろう」

 万太郎「いえ、私はただ、皆さんのお役に立ちとうて」

 田邊「刊行は大変だったろう。ヤマトグサの発表に間に合わせて」

 万太郎「はい、石版印刷機を購入したり、家の壁を壊したり」

 田邊「はは、めちゃくちゃだな。それほど私に頼るのが嫌だったか」

 万太郎「いや、そんなことは」

 田邊「(伊藤孝光に先を越された)トガクシソウはさぞ愉快だったろう」

 万太郎「いえ」

 田邊「おまえは、伊藤家の孫と留学前に会っていたそうだな。トガクシソウのことも、話す機会があったはずだ」

 万太郎「それは、けんど、教授を裏切るようなことは」

 田邊「裏切るも何も、そもそもおまえは私のものにはならないんだろ。(立ち上がり)言っておくが、トガクシソウなど、どうでもよい。私は、そんなことでは傷つかない。残念だな、槙野万太郎。この先は望み通り、おまえをいち学者として認めてやろう」

 万太郎「ありがとうございます(部屋を出ると、深いため息)」

 寿恵子は妊娠7カ月目に入った。図譜刊行の作業中、万太郎は寿恵子の頬に口づけした。

 「日本植物志図譜 第二集」が完成。大学に残り、助手になる波多野(前原滉)は帰り際の万太郎に「藤丸のこと、よろしくね。たとえ大学へ戻らなくても、友達だって伝えて」と託した。

 SNS上には「田邊教授、静かにキレ散らかしてんなぁ」「ひぃ…万太郎と田邊教授の会話。胃が痛い…」「嫌味な言葉や言い方を万太郎にぶつける田邊教授の虚勢が痛々しい。田邊教授の別の一面を知っているので、見ていて心が苦しいな」「田邊教授の強がりが本当に小さくみえて、心の聡子が無理するなと声を掛けたくなる」「今日もしびれたわー。万太郎と田邊教授の対峙の完璧で静謐な美しい画」「弱さもよう知ったら強みになる。田邊教授はたぶん、自分の弱さを直視できない。だったら強みも見つけれない。だから、いつも張り詰めていて孤独に見えるのかな」「研究者として万太郎を認めるという田邊。ここからはライバルというわけか…」などの声が上がった。

 2人の“師弟関係”は…。

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