「NHKスペシャル ディープオーシャン2」 「まるで宇宙」水深3000メートル紅海の探索

[ 2023年7月19日 07:00 ]

「NHKスペシャル ディープオーシャン2」で、紅海の深海を探索した潜水艇の内部(C)Mark Taylor
Photo By 提供写真

 世界で初めて深海で生きているダイオウイカを撮影したことで知られるNHKの深海取材班が手がける「NHKスペシャル ディープオーシャン2」(23日後9・00)。23日放送の最新作では、最大水深3000メートルの紅海の深海を探索する。

 調査は潜水艇で行われた。操縦者と研究者、そこにNHKのカメラマンを加えた3人体制で、約8時間の潜行となった。使用機材は最先端の8Kカメラ。潜水カメラマンの高村幸平氏は「19年ごろから相談を始めて、約2年間かけて潜水用の高画質の8Kカメラを開発しました」と明かした。トイレ事情もあるため、事前に食事や水分を摂取しないなどの苦労もあったが、一番大変だったのは熱。高村氏は「潜水艇の内部はかなりの密閉空間。8Kカメラが熱を発して最大40度くらいの室温になりました」と振り返った。

 その苦労を乗り越えて目にする光景は格別だった。透明度が高いため、深く潜っても太陽の光が届くのが紅海の特徴。高村氏は「水深100メートルを超えると、まるで宇宙のような見たことのない風景が広がっていました」と充実感をのぞかせた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月19日のニュース