日テレ・郡司恭子アナ “服業”始めます 社内公募で採用 アパレルブランド立ち上げ

[ 2022年9月23日 05:30 ]

フォトセッションで笑顔を見せる日本テレビの(左から)忽滑谷こころアナ、郡司恭子アナ、佐藤真知子アナ(撮影・木村 揚輔) 
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 日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」のニュースコーナーなどを担当している郡司恭子アナウンサー(32)の発案で、同局がアパレルブランドを立ち上げた。22日に都内で発表会を開催。アナウンサーによるアパレルブランドは史上初という。

 ブランド名は「Audire(アウディーレ)」。ラテン語で「聴く」を意味する言葉で、郡司アナは「アナウンサーが着る洋服ではなく、アナウンサーの声から生まれたブランド。いろんな女性の方に着ていただきたいです」とアピールした。この日は来年春夏コレクションの5点を発表。ECサイトや展示・受注会を通して販売する。

 商品にはアナウンス部員の意見が反映された。ブラウスについては「アナウンサーは画面にバストアップで写るので、襟ぐりのラインが奇麗に見えるようにした」と紹介。下着のラインが見えない工夫も施した。

 昨年8月から計画がスタート。同局の新規事業の社内公募で、今回の事業が採用された。1年以上かけての立ち上げとなり「事業を安全に着地させることに奔走してきました」と感慨深げに語った。

 コロナ禍でアナウンサーの仕事も変化。リモート出演が増え、現場取材の数も減った。「会社や社会に貢献できているのか」と悩むこともあった。今回の事業提案の根底には「アナウンサーの可能性を模索したい」という思いがある。

 予算管理や事業計画書の作成など慣れない業務も多かった。先輩の藤井貴彦アナ(50)からは「壁は情熱だけでしか壊せない。情熱を持って壁を壊そうとすれば、いつかその壁は糧になるよ」と励ましの言葉をもらうなど、多くの人に背中を押されて走ってきた。「新しい筋肉が身に付いた気がする」と自身の成長も実感していた。

 ◇郡司 恭子(ぐんじ・きょうこ)1990年(平2)6月26日生まれ、東京都出身の32歳。慶大卒業後、2013年に日本テレビ入社。報道、バラエティー、スポーツなど幅広い番組に出演。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」にも出演。趣味はゴルフで、慶大では体育会ゴルフ部に所属。ホールインワンの経験もある。1メートル62。血液型B。

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2022年9月23日のニュース