藤井3冠 竜王戦第2局2日目 50手目に1時間21分長考 1日目まで1時間のアドバンテージ消える

[ 2021年10月23日 13:10 ]

竜王戦第2局2日目の対局に臨んだ藤井聡太3冠(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が豊島将之竜王(31)に挑む第34期竜王戦7番勝負第2局は23日、京都市の仁和寺で2日目が指し継がれ、藤井が52手目を指した午後0時半、昼食休憩に入った。藤井が50手目に1時間21分長考するなど、午前中に進んだ指し手はわずか9手だった。

 藤井の42手目、敵陣へ打ち込んだ歩に対する豊島の封じ手は、その歩を香で除去する自然な応手だった。お互い敵陣にと金を作り、守り駒を削り合う中盤の難所。昼食休憩までの消費時間は持ち時間8時間のうち、豊島が5時間31分、藤井が5時間24分。封じ手時点で藤井が1時間近く多く残すアドバンテージは、午前の戦いで消滅した。

 午前のおやつは豊島がフルーツの盛り合わせにホットティー、藤井が和菓子「紅葉」「栗の子」とアイスコーヒー。昼食は豊島がサーモンの照り焼きや鴨の赤ワイン煮、ちりめん山椒ご飯などの「御室御膳」で藤井は「京ゆばうどん」。

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2021年10月23日のニュース