藤井七段&羽生九段 再戦を熱望“棋界の天才”がツーショット会見

[ 2019年5月13日 05:30 ]

将棋アベマTVトーナメントの収録後、取材に応じる羽生善治九段(右)と藤井聡太七段
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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)が12日、都内で行われたインターネットテレビAbemaTV主催の早指し非公式戦「第2回AbemaTVトーナメント」の収録に初代王者として参加した。収録後には解説を務めた羽生善治九段(48)とともに取材に応じ、近い時期の再戦へ意欲を語った。

 平成を代表する棋士の羽生と、令和の飛躍が期待される藤井。2人は昨年2月に朝日杯オープン戦で公式戦初対戦し、藤井が勝利した。今後はより高いステージでの再戦が待たれる。羽生が「1年以上空いてしまったので、今年はどこかで対局できれば」と希望すれば、藤井も「自分が勝ち上がり、対局の機会を得られるように頑張りたい」と応じた。2人は出場中の王座戦決勝トーナメントで、ともに1回戦に勝てば準々決勝で対戦する。

 令和最初の目標として、羽生が大山康晴15世名人の通算勝利記録(歴代最多1433勝にあと4)と具体的に挙げた一方で、藤井は「タイトルと言いたいけれど、実力がなければなし得ない。実力をつけることが目標」と堅実に語った。藤井の初タイトル獲得について羽生は「朝日杯を連覇しているし、いつそういう舞台に出ても全くおかしくない」と太鼓判。一方で「強い棋士はいっぱいいるのでやってみないと分からない」とも指摘し、自身を含めた戦国時代の到来をにおわせた。

 陸上男子100メートルで日本人2人目の9秒台を記録したサニブラウン・ハキームについても言及。将棋界の“早指し王”藤井は「0・01秒を争う世界で、精神力がないとできないこと」と感心した。羽生は「1人(桐生祥秀)が現れたことで、続く人も現れやすい環境になったのでは」と推察。将棋界にも重ね「藤井さんを目指して育ったお子さんが、将来棋士として出てくるのは自然なこと」と“新星”の出現を期待した。

 ▽羽生と藤井の公式戦 18年2月17日、一般棋戦の朝日杯オープン戦の準決勝で公式戦初対戦。約600人の観客を前にしたステージ上の公開対局で、15歳6カ月の藤井は国民栄誉賞を受賞したばかりの羽生を相手に堂々と渡り合い、中盤からリードを広げて快勝。決勝も制し、史上最年少の一般棋戦優勝と六段昇段を果たした。

 ≪20年五輪に熱視線≫話題はチケット争奪戦が始まった来年の東京五輪・パラリンピックについても及んだ。羽生は「テレビで見るつもり。陸上や水泳やマラソンもあるし、初めてという競技も、期間中は注目していろいろ見ると思う」と語った。一方、藤井は「水泳は自分が全く泳げないので、凄いなと思いながらいつも見てます」と苦笑いしていた。

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