陛下即位30年祭典で“たけし流”祝辞 ボケ倒した「不届き者2人も出したアウトレイジ」

[ 2019年4月10日 16:01 ]

天皇陛下の即位30年を祝う祭典「感謝の集い」に出席した映画監督の北野武さん
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 ビートたけし(72)が10日、国立劇場で開催された天皇陛下即位30年を祝う祭典「感謝の集い」で祝辞を述べた。冒頭からボケを連発するなど“たけしワールド”を全開させた。

 紋付き袴姿で登場すると、まずはおでこをマイクにぶつけるお約束のパフォーマンス。さらに「祝辞、衆議院…あ、こっちじゃない」と別の文書を読み上げたと思いきや、その後「ほにはへと…」と書面を後ろから読み上げるボケをかまして笑いを誘った。

 天皇、皇后両陛下と初めてお会いしたのは平成28年のお茶会だったという。その際「交通事故の体の具合はどうですか。あなたの監督した映画を見ています」とお声を掛けていただいたとし、「私の映画のことや体のことまで知っていたんだと驚き、不思議な感動に包まれました」と話した。

 しかし、その直後「ただ、今、考えてみれば、両陛下がご覧になった映画が、不届き者を2人も出した『アウトレイジ』ではないということを祈るばかりです」とまたもやボケ。会場は笑いの渦となった。

 さらに、そのお茶会で配られた金平糖について「今やわが家の家宝になっており、訪ねてきた友人に1粒800円で売っております」と止まらず。それでも「私たちのために日々祈り、寄り添ってくだっていました。感謝の気持ちでいっぱいです」と両陛下への感謝の言葉を示しつつ、最後は心を込め「ずっと国民に寄り添っていただける天皇皇后両陛下のいらっしゃる日本という国に生を受けたことを幸せに思います」と、締めくくった。

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