ノムさん 83歳の夢は父子2代監督 克則氏へ「ちゃんと育ってほしい」

[ 2018年12月27日 16:56 ]

野村克也氏
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 野球評論家の野村克也氏(83)が27日放送の日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)にVTR出演。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(82)、ソフトバンクの王貞治球団会長(78)との現役時代の対戦を振り返った。

 番組で、MCのフリーアナウンサー・宮根誠司氏(55)と対談した野村氏。「月見草」の自らに対し、「ひまわり」に例えた長嶋氏について「まあ、会話しても人の話を聞いてないですよ」と指摘。打席に入った際、「長さん、最近、銀座行ってるの?」と問いかけると、「ノムさん、このピッチャーどう」という返答だったといい「そんなこと聞いてないって。(会話が)成立しない。聞いてないですから、人の話を」と強調した。ただ、打者としての凄さは体感したといい「攻略法は見つからない。どこに投げても打たれてしまう。王とか長嶋っちゅうのはボールを振らないからやっかいなんだよ」と説明。さらに審判が2人のファンだとし「特にインコース、ボール1個くらい外れてると大体の審判はストライクって言うんですけど、長嶋は入ってても、かすっててもボールだもんね。そりゃ3割打ちますよ」と“ボヤキ”も飛び出した。

 また、長嶋氏が7月に胆石で入院したことには「病気するんだね、人間じゃないって思ってた」といい、王氏の再婚には「びっくりした。でも、ずっと一緒に住んでたんでしょ」と話した。二刀流に否定的だったエンゼルス・大谷翔平(24)の新人王の活躍については「いやあ、(活躍は)無理だと思ったけど、やってのけてるね。すごいわ。理由?分かりません」。今後の夢については「息子がちゃんと育ってほしい」と息子で楽天コーチの克則氏(45)がまだまだ心配な様子。宮根アナが「もう立派に育ってるじゃないですか?」というと「監督、無理かね。今まで親子2代の監督っていない」と史上初の親子2代監督を口にし、宮根アナに「野村さんが裏に手を回せばあると思います」と返され苦笑いしていた。

 一方、昨年12月に最愛の妻、沙知代さん(享年85)が虚血性心不全で他界した後、深い孤独感を感じていることも吐露。沙知代さんが亡くなる前日も一緒に行きつけのレストランで食事していたといい、「奥さんに先立たれるっちゅうのは…、男の弱さを痛感しています」としみじみ。特に寂しさを感じるのは、食事の時だといい「いつも隣にいたから。むなしさね。まずい、1人で食べると」と話していた。

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2018年12月27日のニュース