ABCお笑いグランプリ「ファイヤーサンダー」が570組の頂点に

[ 2018年7月8日 17:24 ]

「第39回ABCお笑いグランプリ」で優勝した「ファイヤーサンダー」の藤田崇之(左)、崎山祐
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 ダウンタウンや、ナインティナインら人気者を多数輩出してきた若手お笑い芸人の登竜門、ABCテレビ「第39回ABCお笑いグランプリ」が9日、大阪朝日放送で行われ「ファイヤーサンダー」がファイナルステージで「東京ホテイソン」「蛙亭」を破り優勝。エントリー570組の頂点に立ち、優勝賞金100万円を手にした。

 「ファイヤーサンダー」の藤田崇之(30)、崎山祐(27)はNSC(吉本総合芸能学院)の34期生で、藤田は「大阪から東京へ行って、大阪に戻ってきて優勝。格好いい」と感無量の面持ちだった。この日戦った「さや香」とはNSCの同期で、当初、崎山は「さや香」のボケ担当・新山士彦(26)とコンビを組んでいた。「ファイヤーサンダー」は14年に結成し、フリーとして大阪で活動。「大阪はコントをやる環境なのか」と悩み、15年秋に上京。16年にワタナベエンターテインメント所属となった。吉本興業以外に所属の芸人が優勝したのは03年の松竹芸能「チョップリン」以来15年ぶりだ。藤田は「精一杯やれました。途中で拾ってくれたワタナベに恩返しできてうれしいです」と感無量の面持ちだ。

 被害者のダイイングメッセージを分析する刑事の話でファイナルに進み、無人島へ不時着した飛行機の乗客の独裁コントで優勝決定。優勝賞金100万円の使い道について「ネタは全部ボクが書いてるので、相方には8000円だけ」と崎山。さらに「両親に渡す。パソコンを買う。あとは貯金」。「ガソリンスタンドの叔父さんにいつも吉野家の牛丼を奢ってもらってるので、奢ってもらった分、奢ります」と藤田はお返しするつもりだ。

 藤田は「さらば青春の光」の東ブクロ(32)とは母方のいとこ同士。茨木市にある実家も200メートルほど離れた場所にあったため、子供の頃からよく遊んだ仲だ。藤田は三島高から大教大へ。理科の教員免許を持っている。「子供の頃にメチャ暗かったいとこが芸人になった。ボクも行けると思った」のが芸人の道へ進んだキッカケだった。「我が一族に優勝旗を持って帰れる。いとこに自慢できますね」と笑いを誘った。大阪北部地震が発生したのはこの大会最終予選前日の18日。「茨木市の実家は大丈夫だったけど、予選に行っていいのか、と思った」と悩んだそうだ。初の賞レース制覇。次の目標は「キングオブコント優勝ですね」と2人は声を揃えた。

 今コンテストは1980年から88年まで「ABC漫才・落語新人コンクール」、89年から2011年まで「ABCお笑い新人グランプリ」として実施。12年からデビュー10年以内で、全国の芸人対象の大会にリニューアルした。毎年1月に開催されていたが、復活した「M―1グランプリ」が12月に開催されるため夏の大会に変更。今回は08年7月1日以降に結成、またはデビューしたプロが対象。漫才、コント、ピン芸、マジック、落語など全ジャンルの芸人に参加資格があり、6月19日の最終予選に60組が臨み、決勝には12組が進出した。

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