「灰とダイヤモンド」のA・ワイダ監督が死去 90歳

[ 2016年10月10日 21:37 ]

亡くなったアンジェイ・ワイダ氏
Photo By AP

 ポーランドのメディアによると、「灰とダイヤモンド」や「大理石の男」など激動のポーランド現代史を描いた作品で知られる同国の映画監督アンジェイ・ワイダ氏が9日、死去した。90歳。入院中だった。

 1926年生まれ。国立映画大学を卒業し映画界入り。50年代の「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」の「抵抗3部作」は、反ナチス抵抗運動を題材としながら、共産主義体制への抵抗を暗示し、国際的に高い評価を受けた。2000年に米アカデミー賞名誉賞を授与された。

 1960年代から80年代初頭にかけて精力的に作品を撮り続け「白樺の林」でモスクワ国際映画祭監督賞、「約束の土地」で同映画祭金賞を受賞した。

 81年、共産主義体制下で自由化を求めた自主管理労組「連帯」を積極的に支持し「鉄の男」で同労組のワレサ議長(当時)に自分自身を演じさせて、同年のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した。2013年には「ワレサ 連帯の男」で同氏の半生を描いている。

 日本文化への関心も深く、1987年に受賞した京都賞の賞金を基に94年、ポーランド南部の古都クラクフに多数の浮世絵などを収めた「日本美術・技術センター」を創設。89年には、坂東玉三郎を主役に据え、ドストエフスキーの小説「白痴」を自らの手で劇化した「ナスターシャ」を日本で演出した。

 2007年の「カティンの森」では、自身の父を含むポーランド軍将校ら2万人以上がソ連に虐殺された事件を取り上げた。

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