桜庭ななみ“オトナな作品”初の悪女役に「私でいいのか」

[ 2016年5月6日 09:00 ]

NHK「コントレール 罪と恋」で初の悪女役に挑む桜庭ななみ(C)NHK

 三菱地所のCMで爽やかに愛らしく歌う姿が印象的な女優の桜庭ななみ(23)。2008年の女優デビュー以来、これまでさまざまな役柄をこなし、その演技力で存在感を示してきた桜庭がNHKドラマ10「コントレール 罪と恋」(総合、毎週金曜後10・00)で新境地となる役柄に体当たりで挑んでいる。石田ゆり子(46)演じるヒロイン・文の亡き夫の恋人・圭子という難しい役どころ。第4話(6日放送)からは主人公を苦しめるキーパーソンとして物語を大いにかき回していく。初めての“悪女”役に向き合う彼女に話を聞いた。

 ドラマ10「セカンドバージン」(10年)などで知られる大石静さん(64)によるオリジナル脚本で、恋に落ちた男性が夫を殺した犯人だったという衝撃的なラブストーリー。第一話の冒頭、主人公・文の夫・敦が無差別殺人事件に巻き込まれ、命を落とす。敦を殺したのは無差別殺人事件の犯人だとして事件は決着するが、犯人を取り押さえるために格闘した際、居合わせた弁護士の瞭司(井浦新)が誤って敦を殺してしまっていた。

 事件のショックで失声症となり、トラック運転手となった瞭司が文と偶然出会い、恋に落ちていく。真犯人である瞭司が敦を切りつける瞬間を目撃していた圭子は、事件後はしばらく日本を離れていたものの、あることをきっかけに帰国。そして、文の元を訪れた圭子はそこで瞭司とも再会する。敦への思いが募る中、圭子は次第に文たちを苦しめていく――。

 中盤を迎えた物語で、圭子は大きなカギを握る存在となる。圭子という女性について桜庭は「自分の思いをまっすぐぶつけるような強い女の子。でも、本当は優しくて、まっすぐぶつけていく強さが本当は優しさなんだと思う。敦への思いも純粋」と分析し、「私が圭子の1番の味方になってセリフの強い部分もまっすぐな圭子の思いがあるんだと思いながら演じています」と前を向く。

 ただ、自分自身と圭子の違いには苦慮しているそうで、「圭子のわがままな部分とか、ちょっと違うんじゃないかと思う部分もある。それを自分の中に入れるのは難しかった」とも。それでも「文さんに気持ちをぶつけるところは私にはない部分。私は自分の中で解決するタイプで、そういうところは違う。でも、思いを伝えないと、相手には伝わらないし、そういうところは見習うべきところなのかな」と役柄を理解しようと前向きだ。

 「セカンドバージン」もそうだか、大石さんの作品はドロドロな愛憎劇といった“オトナな作品”のイメージが強い。そんな大石作品初参加というのも桜庭にとっては大きなチャレンジ。大石さん直々に「いつかお仕事ご一緒したかった」と期待を寄せられてのキャスティング。「この役が私でいいのかという不安があった。私が演じられるかなって」とオファーを受けた時の率直な思いを口にしながらも、「石田さんがななみちゃんが圭子を演じると悪いように感じない。まっすぐなところがいいと言ってくださって安心しました」と主演の石田の言葉でその不安は払拭されたことを明かした。

 その石田との対立シーンは本作の大きな見どころ。「文にぶつかっていくのはすごく難しい。圭子と文の関係は、最初から勝負ははっきりついているけど、石田さんの大人の色気に対して、圭子は言えば言うほど空回りして負けていく感じがする。でもそれが圭子の若さ、パワーなのかな」。

 これまでにない役柄にも「特にモデルはいない」というが、「ちょっと大人っぽく見えるように少しだけ髪を長くしたり、メークを強くしてもらったり、あとは強気な気持ちを持ってお芝居に挑んでいます」と笑った桜庭。初の悪女役は女優人生としても大きな転機になるかもしれない。「私にとっては本当にチャレンジ。お芝居のやり方や表現の仕方もこれまでと全然違うので、いいチャンスをいただけたなと。(今後は)もっと色気を出せるようになったらそういう役にもチャレンジしてみたい」と力を込めた。

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