なぜ1年前に…たかみな卒業のウラ側 個人的な思惑なし 総監督らしい判断

[ 2014年12月11日 17:15 ]

来年の卒業を発表したAKB48の高橋みなみ(C)AKS

 AKB48グループ総監督の高橋みなみ(23)が来年卒業することを東京・秋葉原の専用劇場で8日に行われたデビュー9周年公演で電撃発表した。突然の発表の裏側には一体何があったのか。卒業を決意するまでの経緯にもたかみならしさが感じられるものだった。

 高橋みなみは今春、スポニチ本紙のインタビューに、自らの卒業について「(前田)敦子が卒業した後、ずっと考えてきた」と明かしている。前田が卒業したのは2012年8月だから、その時点で既に、卒業を考え始めてから1年半以上が経過していたことになる。自分の卒業の日をいつに定め、その発表の日をいつにすればいいのか…。AKB48グループを束ねる総監督という要職を務めながら、我が身の将来について1人思い悩んだに違いない。

 今年2月にチームAのキャプテンに返り咲いたことも、卒業のタイミングの判断を難しくしたとみられる。高橋はキャプテンの仕事について「チームのメンバー1人1人と向き合わなくてはいけないので大変な労力がいる」と説明している。近い将来の卒業を考える身として本当は避けて通りたいところだが、それでも「私がキャプテンをできるのはこのタイミングしかない。最後にもう一度チームAを作ろうと腹を決めた」という。

 AKBは2005年12月にスタートした当初、「10年計画」を掲げた。当時は今日の成功が約束されておらず、まずはグループが10年後も存続していることを目指したのだ。結果としては、存続しているどころか日本の音楽史上に残る国民的アイドルグループに成長した。10年計画は、よほどの天変地異でもない限り、1年後に間違いなく達成される。高橋が、卒業の日と決めたのが、その日だった。個人的な思惑が全く介在していない、総監督らしい判断だと言える。最近、高橋に「AKBの今後の目標は?」と聞いたところ、返ってきた答えも「10周年以上、11年目を迎えること」だった。

 発表の仕方も、高橋らしかった。卒業まで1年の猶予は、過去に卒業した前田、篠田麻里子、板野友美、大島優子ら主要メンバーの中で最も長い。それは自分の卒業がグループに与える影響をなるべく少なくするための配慮だ。高橋は卒業を発表した8日、総監督の後任の横山由依に関して「まだ教えることがたくさんある。1年で教えきれるか分からないけれど、頑張って、バトンを渡したい」と語った。個人のことより組織ありき。かつて総合プロデューサーの秋元康氏は「AKBとは高橋みなみのことである」と語ったが、正に「ミスターAKB」ならぬ「ミスAKB」の高橋らしい卒業発表劇だった。

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