世界進出SCANDALに澤から金言 継続こそ力、時にはケンカ必要

[ 2014年12月5日 06:40 ]

雑誌「SWITCH」の企画で対談した澤穂希(中央)とSCANDALの(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI

 女子サッカーの澤穂希(36)が、来年4月から世界ツアーを行う女性4人組バンド「SCANDAL」に、海外で戦う極意を伝授した。

 20日発売の雑誌「SWITCH」1月号の企画として都内のスタジオで対談。2011年の女子W杯で優勝したなでしこジャパンを、キャプテンとしてけん引した澤が語る“世界基準”に4人は耳を傾けた。

 澤は「1人でも違う方向を見ていると勝てない」とチームワークの重要性を強調。ボーカルのHARUNA(26)が「ディスカッションで絆が深まる」と同意すると、澤は今後海外で戦っていくために「4人でもっと話をして。時にはけんかも必要だと思う」と議論の深化を求めた。

 新作アルバム「HELLO WORLD」を引っ提げての世界ツアーは来年4月25日にパリでスタート。ロンドン、ドイツ、台湾、香港、米国、メキシコ、シンガポールを回る。

 米国リーグでも活動したことがある澤は海外で評価される秘訣(ひけつ)について「私は日本人特有の敏しょう性、技術の高さを伸ばした。やり続けて、プレーを見せることが大事」と、継続の大切さを訴えた。

 澤は4人について「可愛らしさの中に芯の強さを感じる」と感想。心強い先輩からの極意伝授にHARUNAは「今は期待の方が大きい」と、ツアー成功への自信を深めた様子だった。

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2014年12月5日のニュース