いしだあゆみ、黒沢年雄ら 続く大スターの訃報にしんみり

[ 2014年12月5日 14:40 ]

特集ドラマ「ラギッド!」スタジオ取材会に出席した(左から)小野武彦、いしだあゆみ、芦田愛菜、岩城滉一、黒沢年雄、前田吟

 人気子役の芦田愛菜(10)が主演するNHKBSプレミアムの特集ドラマ「ラギッド!」(来年2月21、28日後7・30)のスタジオ取材会が5日、都内のスタジオで行われた。

 先月続いた俳優の高倉健さん(享年83歳)、菅原文太さん(享年81歳)の訃報を受け、共演経験のあるベテランたちが故人への思いを語った。

 岩城滉一(63)は高倉さんについて「訃報を聞いた時は本当に驚きました。かなりショックを受けましたけど、僕的には杖ついて歩いている健さんは見たくなかった。普段も困ったことがあると、CDに声を入れて送ってきてくださるんです」としみじみ。「いずれいく道ですからね。昭和の大スターを亡くなったことは本当に喪失だと思うし、残念です」と話した。

 「駅 STATION」など、高倉さんと3度共演したいしだあゆみ(66)は「優しくしていただき、心よりご冥福をお祈りいたします。感謝しております」と言葉少なに語った。

 黒沢年雄(70)は高倉さんとも菅原さんとも共演。高倉さんについては「素晴らしい俳優さんだと思う。人間として男として最後まで突き通したのはなかなかできない。なかなかできないああいうストイックに、高倉健という虚像と実像をわからなくしている。ちょっと真似できない」。菅原さんについても「菅原さんは持って生まれたいい男だなというのを感じる。アップに耐えられる素晴らしい俳優さんだと思ってました。惜しい俳優さんを失したなと。一番いい時に、美しいまま、亡くなったのが素晴らしい」とスターの死を偲んだ。

 小野武彦(72)は「高倉さんは共演なかったですが、会話をしました。文太さんは共演してます。もちろん、悲しいんですが、こればかりはいつか必ず全員に来ること。昭和の銀幕を飾った方たちが次々亡くなられいくのは寂しい限りですが、2人の死は我々にもそういうことがリアルに迫っているのかな、というを考えるきっかけになった。心からご冥福を祈っています」と話した。

 高倉さん、菅原さんともに2度共演している前田吟(70)は「僕にとってはスターさんとはしゃべるのは苦手なので、ほとんど私語はかわしていない。遠くから素晴しい方だなと思っていました。年取ったら何か共演できたら時は少しお話したいと思っていた矢先に逝かれた。大変残念に思っています」と惜しんだ。

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