「ルパン三世」30年ぶりTV版新作 イタリアで先行放送

[ 2014年10月16日 05:30 ]

30年ぶりに製作される「ルパン三世」新シリーズ(原作:モンキー・パンチ(C)TMS)

 人気アニメ「ルパン三世」のテレビシリーズの新作が30年ぶりに制作され、同作の人気が高いイタリアで日本に先駆けて来春放送されることが15日、分かった。日本の制作会社トムス・エンタテインメントが手掛ける。イタリア、サンマリノ共和国が主要舞台となっており、20代のルパンと仲間たちの活躍を描く。

 同社は1971年から72年にかけて放送されたテレビシリーズ第1作から制作を担当している。同社によると、イタリアではテレビシリーズが放送されており、ルパンのキャラクターは長く人気を得ているという。

 「ルパン三世」はモンキー・パンチさんの人気漫画が原作で、怪盗ルパンの孫である主人公ルパン三世と、セクシーな女性、峰不二子ら仲間たちの活躍を描く。

 新作についてモンキー・パンチさんは「新しいアニメーション・シリーズのスタートにわくわくしています。ルパン三世の活躍に期待しています」とコメントした。

 また、79年公開の劇場版「ルパン三世 カリオストロの城」の原画などを手掛けた友永和秀氏が総監督を務める。友永監督は「40年前ぼくらが見たルパンは、それまであったような子供向けのアニメとまったく違っていました。大人っぽくてマニアックで、本当にインパクトが大きかった」とルパンとの出会いを振り返った。

 「ルパン三世」は85年にテレビシリーズ第3作が終了した後も、ほぼ毎年、単発のアニメが制作されている。今年夏には小栗旬(31)主演の実写映画も公開され、興行収入23億円のヒットを記録。依然として根強い人気があることを実証した。新作は放送局や時期は未定だが、日本でも放送予定。大きな話題を集めそうだ。

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2014年10月16日のニュース