「風立ちぬ」宮崎監督 11年ぶりオスカー獲得ならず

[ 2014年3月3日 11:17 ]

「風立ちぬ」の宮崎駿監督

 米映画界最大の祭典、第86回米アカデミー賞の発表・授賞式が2日(日本時間3日)、米ハリウッドで開かれた。日本からは、長編アニメ賞に宮崎駿監督(73)の「風立ちぬ」がノミネートされていたが、受賞はならなかった「千と千尋の神隠し」以来11年ぶり2度目の快挙となるか注目されていた。

 「風立ちぬ」は、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)設計者の堀越二郎をモデルに、作家堀辰雄の世界を取り込んだフィクション。宮崎監督は昨年9月、長編アニメ製作からの引退を表明した。

 「風立ちぬ」は「アナと雪の女王」「クルードさんちのはじめての冒険」「怪盗グルーのミニオン危機一発」「アーネストとセレスティーヌ」と同賞を争っており、受賞したのはディズニーの「アナと雪の女王」(クリス・バック、ジェニファー・リー監督)だった。

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