ドジャース 大谷無安打も快勝2連勝!ベッツ球団新29本目先頭弾など計4本塁打で打ち勝つ

[ 2024年3月31日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―3カージナルス ( 2024年3月29日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カージナルス>試合前、ドラゴンボール風なデザインのTシャツを着て練習する大谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)は29日(日本時間30日)、カージナルス戦に「2番・DH」で出場し4打数無安打に倒れた。開幕4戦目にして初の無安打となったが、ムーキー・ベッツ外野手(31)が球団新記録の29本目の先頭打者弾を放つなど、計4本塁打で打ち勝って2連勝。自身初のポストシーズン(PS)進出、世界一へ、頼れるチームメートたちがいる。

 大谷が一目置く男がいきなりやってのけた。初回、18年MVPの1番ベッツが左腕トンプソンのスライダーを左翼席へ運んだ。3試合連続の一発は球団新記録の29本目、歴代単独5位の通算49本目の先頭打者弾となった。試合前には2人並んで昨季シルバースラッガー賞の表彰を受けたが、頼れる斬り込み隊長が勢いづけた。

 下位も強烈だ。大谷と仲良しの新加入の6番T・ヘルナンデスも2打席連発で続き「チームは本当に良い状態。層が厚い」。今季初先発した9番ロハスも7回に左翼席に放り込み計4発。21、23年MVPの大谷、20年MVPのフリーマンが無安打でも、先発右腕ミラーが6回無失点、11奪三振など投打がかみ合い、デーブ・ロバーツ監督は「上位打線が注目されがちだが、打線は下位まで自信が持てる」と胸を張った。

 好調さを示すような一体感がある。練習でロハス、大谷らが着用したのが「ドラゴンボール」をモチーフにしたTシャツだった。ロハスは「YamamOhtani」と胸に書かれ、大谷と山本が同漫画の人気ポーズ「フュージョン」をするデザイン。大谷のTシャツは「LOS ANGELEZ」と、今季選手らが塁上で披露する「ドラゴンボールポーズ」の姿が描かれた。各球団に特製Tシャツを届けるロトウエア社製。ロハスは「これが我々の文化。こうすることで2人(大谷、山本)が快適に感じてほしい」と語った。

 まだ4試合だが3勝1敗で、11年連続PS進出中の地力を示した。この日は2日連続で真美子夫人と愛犬デコピンも観戦。メジャー7年目でまだ見ぬ秋へ、最強の仲間たちと一丸になり歩んでいく。 (柳原 直之)

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