元巨人ヘッド・岡崎郁氏 坂本勇人に言われた「嫌です」の真相は… “ファン想い”な秘話を明かす

[ 2024年3月26日 17:30 ]

岡崎郁氏
Photo By スポニチ

 元巨人でヘッドコーチも務めた岡崎郁氏(62)が、25日深夜放送のTOKYOFM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。共演者のお笑いタレント・ビビる大木(49)に坂本勇人内野手(35)のファン想いなエピソードを明かした。

 ヘッドコーチ時代にトレーナーから「坂本のふくらはぎが張っている」と報告を受けたという岡崎氏。当時の監督・原辰徳氏に「勇人こうなんです」と伝え、原氏も「今日休ませよう」と承諾し、欠場させる流れになったという。

 岡崎氏は坂本に「今日休み」と伝えると、坂本に「嫌です」と返されたといい、岡崎氏は続けて「出たいのはわかるけど悪化したらどうするんだ」と言っても、坂本は「悪化しないようにします」「(力を)加減してやります」と断固拒否したという。それでも岡崎氏は「監督が休めっていうんだから休め」と引かない姿勢を見せたが、坂本はこう言ったという。

 「東京ドームに今日僕を見に来てくれる人もいるんです。その人は今日しか来れないかもしれません。だから僕は休みません」

 そう言われた岡崎氏はこの坂本の言葉をそのまま原監督に報告した。原監督は坂本に「分かった。試合に出そう。その代わり加減してやれよ」と厳命し、試合に出したと語った。

 大木は「監督の判断に選手が意見を言って試合に出るのは普通なんですか」と疑問を口にすると、岡崎氏は「その時は特別だったと思います。特別な選手だったし。万全じゃないけど『出たい』と言って出られるのは本当にトップの選手や代わりのいない選手だけ」と答えた。

 巨人ファンの大木は「スターの自覚がないと言えないセリフですよね」と口にすると岡崎氏も「巨人ファンの40%は坂本ファンと言われてるくらいだから責任を感じてると思いますね」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月26日のニュース