大谷翔平 術後初めてのキャッチボールはアイアトン通訳が撮影係 今後大谷とタッグ結成?

[ 2024年3月26日 10:15 ]

大谷(左)のキャッチボール中、撮影係を務めたドジャースのアイアトン通訳(AP)
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)は25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題を受け、声明を発表した。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。会見30分前には、会見場の入り口に報道陣の長蛇の列ができた。報道陣の数は73人を数えた。大谷は「僕も話したかったので、嬉しく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなに嘘をついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明した。

 大谷はこの声明発表直後にグラウンドへ。昨年9月の右肘手術後初めてスローイングプログラム開始し、15メートルくらいの距離で、約50球、強めに投げた。セットポジションでは左足を1足分、三塁側へクロス気味に置くなど、新たな形もみせた。

 昨年9月の右肘手術から約6カ月が経過。二刀流復活へ向けても少しずつ強度をあげていく見込みだ。

 このキャッチボール中に撮影係を務めたのが、声明発表会見でも通訳を務めたウィル・アイアトン通訳だ。キャッチボールをしていた大谷から呼び止められたアイアトン通訳がスマホを取り出し、大谷を撮影し始めた。

 アイアトン通訳はタイガース・前田健太投手のドジャース時代に通訳を務めた。15歳まで東京で過ごし、日本語が堪能。母親の母国であるフィリピン代表としてWBCに出場し、米マイナーでもプレーした実績を持つ。現在は編成部で主にデータ分析を担当するパフォーマンスオペレーション主任を務める。水原氏は通訳業務だけでなく、練習でもパートナーを務めてきただけに水原氏に代わる大谷のパートナーになるかにも注目が集まる。

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