大谷翔平の水原氏問題会見 米辛口コラムニストは「一番の疑問に答え切れていない」も「期待以上だった」

[ 2024年3月26日 10:24 ]

ロサンゼルス・タイムズのディラン・ヘルナンデス記者(撮影・柳原 直之)
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)は25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題を受け、声明を発表した。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。会見30分前には、会見場の入り口に報道陣の長蛇の列ができた。報道陣の数は73人を数えた。大谷は「僕も話したかったので、嬉しく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなに嘘をついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明した。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者は大谷の会見について「まだ答えきれていない。水原氏がどう大谷の口座にアクセスできたか。一番の疑問に答え切れていない。日本のファンの人の感覚と違って、大谷がどういう人物かまだ米国の人は誰も分かっていない」と米国での現状を厳しく指摘した。

 一方で「シーズンが始まる前にチームは今回のスキャンダルで良くない空気に包まれていた。その空気を払しょくする意味で、今回の会見は良かったと思う。会見内容は期待以上だった。“捜査中なのでコメントできない”で終わると思っていた」とも評した。大谷については「米国に大谷を信じたい人は多い。MLBもドジャースも、これまで看板スターがいなかった。信じたいから信じるという人もいる」と話した。

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