大谷翔平 27日にエンゼルスタジアム凱旋 水原問題発覚後米国で2戦無安打“ホーム”で輝き取り戻せるか

[ 2024年3月26日 13:16 ]

エンゼルスナインに囲まれ、笑顔を見せるドジャース・大谷(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、エンゼルスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。2打数無安打1四球と本拠では2試合連続無安打となり、またも本拠初安打はお預けとなった。

 初回の第1打席は三ゴロ、3回の第2打席も遊ゴロと2打席連続で内野ゴロに打ち取られると、5回2死で迎えた元同僚の左腕、リード・デトマーズ投手との3度目の対戦はフルカウントまでもつれた。6球目が顔面付近に大きく外れたボール球になると、大谷は「うわぁお!」と絶叫し、ヘルメットを吹っ飛ばしながらのけぞった。その後、少し苦笑いしながら一塁ベースへ進んだ。第4打席で代打を送られ、交代。試合中に大きな荷物とバットを抱えて帰途に就いた。

 移籍後初めて本拠での実戦となった前日24日のエンゼルス戦は左飛、四球、空振り三振と2打数無安打。専属通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博問題が明るみになってから、米国でのオープン戦2試合は4打数無安打と快音がない。26日(同27日)はエンゼルスとの変則3連戦で3戦目は大谷が昨季まで6年間プレーしたエンゼルスタジアムに場所を移して行われる。

 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は3戦目の大谷の起用法について「明日はおそらく2打席くらいだろう」と説明。また、この日の打席についても「今日は彼がいくつか良いスイングをした。最後の打席で四球だった。韓国でも彼は良いスイングをした。彼は野球に集中して素晴らしい仕事をしている。全体的に見て、非常にポジティブなゲームだったと思います」と問題視していないことを強調した。

 大谷は3月5日にキャンプ地のアリゾナ州グレンデールで行われた古巣エンゼルスとの初対決の際には「変な感じはないですかね。向こう側(のベンチ)にいるので多少はありますけど。向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかと思います。今回はこちらがホームで余り違和感はなかったです」と話していた。慣れ親しんだかつてのホームで本来の輝きを取り戻すかに注目が集まる。

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