大谷翔平 第1打席は三ゴロで本拠初安打はお預け “水原騒動”にもファンは温かい声援 登場曲も変更

[ 2024年3月26日 10:18 ]

オープン戦   ドジャース-エンゼルス ( 2024年3月25日    ドジャースタジアム )

<ドジャース・エンゼルス>初回、内野ゴロに倒れるドジャース・大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、エンゼルスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席は三ゴロに倒れた。

 初回1死の第1打席、昨季まで同僚だったデトマーズに対し、1ボール2ストライクからの4球目、スライダーを狙ったものの三ゴロに倒れ、本拠初安打はお預けとなった。

 移籍後初めて本拠での実戦となった前日24日の同戦は左飛、四球、空振り三振と2打数無安打だった。

 韓国での開幕シリーズ、前日の試合は「it's show time」の軽快な歌詞のブルーノ・マーズ「24K MAGIC」を登場曲に使用していたが、この日はルーペ・フィアスコの「The Show Goes On」を使用。「Alright,already the show goes on」(ショーはもう始まっている)とシーズンが開幕していることを告げるような歌詞に乗せて打席に入った。

 試合前には専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題を受け、声明を発表。水原氏の解雇が発表されて以降、初めて自らの口で「僕も話したかったので、うれしく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」と心情を吐露した。

 自身の銀行口座から誰が送金したのかということについて「彼が賭けていたことも知らなかった。彼が口座から(金を)盗んで、嘘をついていた」「僕の口座を勝手に使って送金していた」と話した。

 大谷はこの声明発表直後にグラウンドへ移動。スローイングプログラム開始し、15メートルくらいの距離で約50球、強めに投げた。セットポジションでは左足を1足分、三塁側へクロス気味に置くなど、新たな形も見せた。昨年9月の右肘手術から約6カ月が経過。水原氏の疑惑により同情だけでなく憶測や批判など様々な声が渦巻く中、「気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたい」という言葉通り、二刀流復活へ向けて淡々と鍛錬に励む。

 ファンも大谷が打席に入ると温かい拍手と声援で迎え入れた。

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