大谷翔平 水原一平氏違法賭博問題受け声明発表「信頼していた方、ショックで悲しい」「依頼したことない」

[ 2024年3月26日 06:44 ]

水原一平通訳の違法賭博問題を受け、声明を発表する大谷翔平(C)Jon SooHoo/LA Dodgers
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)は25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題を受け、声明を発表した。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。会見30分前には、会見場の入り口に報道陣の長蛇の列ができた。報道陣の数は73人を数えた。大谷は「僕も話したかったので、嬉しく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」と心情を吐露した。

 「みなさん、来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったのでうれしく思っていますし、チームの関係者の皆さん、ファンの皆さんもここ1週間くらい厳しい1週間だったと思いますけど、みなさんも含めて我慢とご理解をしていただいたのがありがたいと思っています。まず僕自身も信頼していた方の過ちを悲しくというか、ショックと感じています。現在進行中の調査もありますので、今日話せることに限りがあることにご理解いただきたいことと、今日ここに詳細をまとめたわかりやすくみなさんにまとめたメモがありますので、そちらに従って何があったかを説明させていただきたいと思います」とあいさつした。

 水原氏は違法ブックメーカーに巨額の借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された。水原氏はスポーツ専門局ESPNの取材に、当初は大谷自らがパソコンを操作して借金の肩代わりをしてくれたと証言していたが、その後に撤回して「全て自分が犯した過ち」と大谷の関与を否定していた。

 大リーグ機構(MLB)は疑惑の全容解明に向けて正式に調査を開始したと発表。大谷の代理人サイドは法執行機関に捜査を要請し、国税庁に当たる内国歳入庁(IRS)も捜査している。

 前日24日(同25日)、大谷はメディアに声をかけられた際「tomorrow(明日)」とだけ小声で語り、翌日に問題発覚後初めて取材対応する意向を伝えていた。

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