レッドソックス球団社長「吉田正尚は素晴らしい補強だった」　大谷、山本への高評価隠さず

オーナー会議の会場で取材対応したレッドソックスのケネディ球団社長（撮影・杉浦大介通信員）
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　テキサス州アーリントンで行われた大リーグのオーナー会議が16日（日本時間17日）閉幕し、レッドソックスのサム・ケネディ球団社長が会場を離れる際に日本メディアに対応した。

　昨季、プレーオフ進出を逃したチームの今オフの補強ポイントに関し、「数週間前にGMになったブレスローが対処している。投手陣の補強が焦点。右打者も必要だ」と説明。「素晴らしいチームを作っていきたい」と意欲を示した。

　エンゼルスからFAになった大谷翔平選手について問われると、「個々のFA選手に関しては話せないが、翔平ほどの能力を持った選手はどのチームにとっても魅力的。超越的な選手がいる時代に生きられた私たちは幸運だ」と述べた。

　昨季、レッドソックスには吉田正尚選手が所属した。新人王投票で6位に入る活躍をみせた吉田に関し、ケネディ氏は「マサはボストンにとって素晴らしい補強だった。ユーモアのセンスもあり、チームに馴染んだ。ボストンでは多くの日本人選手たちが活躍し、優勝を助けてきた。マサもその1人になってくれることを望んでいる」と高評価。

　また、吉田と同じくオリックスからポスティングシステムを通じてメジャー入りが予想されている山本由伸投手についても、「私たちのチームには山本を高く評価し、スカウティングしてきたものたちがたくさんいる。オフがどうなっていくか、様子を見ていきたい」と同じく高評価していることを隠さなかった。（テキサス州アーリントン・杉浦大介通信員）