大阪ガスが2年ぶり4強 公式戦初先発の大宮が1失点完投 次戦は日本生命と近畿勢対決

[ 2023年11月17日 21:59 ]

社会人野球日本選手権大会準々決勝   大阪ガス4―1JFE西日本 ( 2023年11月17日    京セラD )

<大阪ガス・JFE西日本>力投する大阪ガスの大宮(撮影・奥 調)
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 大阪ガスがJFE西日本に競り勝ち、優勝した21年以来、2年ぶりの4強入りを決めた。18日の準決勝で、日本生命との“近畿勢対決”に臨む。

 先発・大宮隆寛が躍動した。3回まで1安打無失点と上々の立ち上がりだったが、2点リードの4回につかまった。1死一、二塁から1点を失い、なおも1死満塁という絶体絶命のピンチを招いた…ものの、ここで踏ん張った。後続を中飛、二ゴロに抑え、最少失点で切り抜けた。この粘り腰が、試合の流れを変えた。

 「4回に連打を浴びながらも、最少失点でしのげたことが大きかった」

 1点リードの5回には打線が2点を追加。援護を受けた右腕は6回以降、リズムに乗った。終わってみれば、1失点完投。これが公式戦初先発…というだけではない。公式戦の先発マウンドは、なんとオーバースローだった鳥取城北高(鳥取)2年秋以来、実に7年ぶりだった。東洋大進学後にサイドスローに転向したという右腕。公式戦初先発初完投勝利に「なんとか試合を作れて、チームを勝たせることができて良かったです」と頬を緩めた。

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