須磨翔風の“才木2世″が完投で4強入り 先輩から学んだ「マウンドでのたたずまい」

[ 2023年9月30日 18:52 ]

秋季高校野球兵庫大会準々決勝   須磨翔風3―1彩星工科 ( 2023年9月30日    明石トーカロ )

9回1失点で完投した須磨翔風・槙野遥斗(2年)
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 須磨翔風の先発・槙野遥斗が、9回1失点で完投。彩星工科打線を封じた。直球と緩いカーブのコンビネーションで緩急をつけ、9奪三振。

 「最上級生になって、チームを引っ張る意識でやってきた。9回を投げきるための投球術を磨いてきた」

 須磨翔風OBの阪神・才木の試合は、かかさずにテレビ観戦する。リーグ優勝が決定した14日の試合も、先発し7回1失点とした先輩の勇姿を見届けた。

 「あれだけ緊迫した試合でもいつも通りの投球をされていた。ああいうマウンドでのたたずまいを見習っている」

 この試合は須磨翔風初の秋の県大会4強がかかっていた。学んだたたずまいで、安打を9本許しても粘り、9回の味方の勝ち越し打につなげた。

 「才木さんのように強気で投げられたと思います」

 そんな先輩も成し遂げられなかった近畿大会出場、そしてその先のセンバツを狙う。「翔風の歴史を変えられるように。ここからも甲子園初出場へ向けて勝地進みたい」と強く誓った。
 

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