大体大・中野監督 23年度限りで勇退 阪神大学野球リーグ優勝通算26度 教え子に元巨人・上原氏ら

[ 2023年9月30日 05:00 ]

大体大・中野和彦監督

 阪神大学野球リーグの大体大を率いる中野和彦監督(64)が23年度限りで勇退することが29日、分かった。定年を迎えることが理由で、10月7日に最終節を迎える今秋リーグ戦が最後の指揮となる見込み。後任は松平一彦コーチが務めるとみられる。

 中野監督は94年に母校である同大学の監督に就任し、今年で30年目を迎える。リーグ優勝は春夏通算26度。00年春から同リーグ最長記録となる7季連続優勝を達成し、06年の全日本大学野球選手権大会では優勝を果たした。教え子には巨人、レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏や中日・松葉貴大ら多くのプロ野球選手を育てた。

 今秋は最終節を残して、8季ぶりとなるリーグ優勝の可能性が消滅。「下級生の選手にも出場機会を与えながら、来年への何かを残してあげたい」と心境を明かした。

 ◇中野 和彦(なかの・かずひこ)1958年(昭33)11月28日生まれ、大阪府出身の64歳。浪商(現・大体大浪商)から大体大に進み、94年に同大学の監督就任。春夏通算26度リーグ優勝し、06年の全日本大学野球選手権大会で優勝。教え子は上原浩治(元巨人など)ら。

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