オリ・宮城 緩急自在2勝 由伸VS朗希に刺激「勉強になった」

[ 2023年4月17日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス2―1ロッテ ( 2023年4月16日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>2勝目に笑顔の宮城(撮影・長久保 豊)
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 試合後のビジターのロッカールームに、BEGINの名曲「三線の花」が大音量で流された。この日のヒーロー、沖縄出身のオリックス・宮城の本拠地球場での登場曲。7回2/3を3安打1失点の文句なしの力投で今季2勝目を挙げた。

 「たまたま僕が勝ちましたけど、いつも(山本)由伸さんに勝ってもらってばっかりなので。一個一個、チームで後押しできたらなと思います」

 まさに緩急自在だった。150キロ前後の真っすぐにスライダー、フォークなどに加えてスローカーブも多投。全球種をしっかり制球し、凡打の山を築いた。前回7日の日本ハム戦は6回7奪三振と力でねじ伏せたが、今回は三振は3つ。ニュースタイルでの快投に中嶋監督も「緩急は凄く大事なんで」と賛辞を惜しまなかった。

 14日のカード初戦は山本とロッテ・佐々木朗の白熱の投手戦。同じ侍ジャパンの宮城も「素晴らしい試合を見せてもらって、勉強にもなりました」と、山本のピンチでも動じない姿などをイメージしながら投げた。試合前には佐々木朗とグラウンドで対面し「僕が(同僚で)いなくて寂しいんじゃないか?」とイジった。

 8回2死一塁で宇田川と交代したが「試合前に“オレいるから大丈夫”みたいなことを言っていたので、安心して見ることができました」とにっこり。侍リレーで最後は平野佳が締めた。21年6月20日楽天戦以来2年ぶり2度目のスライド登板も、21歳左腕はモノともしなかった。(山添 晴治)

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2023年4月17日のニュース