【センバツ】作新学院・上野「準備していた」背番号15が2安打3打点　最後はアピールプレーも

第95回選抜高校野球大会1回戦   作新学院8－6大分商 （ 2023年3月19日    甲子園 ）

＜第95回選抜高校野球　作新学院・大分商＞2回、先制打を放つ作新学院・上野（撮影・岸　良祐）　
Photo By スポニチ

　作新学院は打線が11安打で8点を奪い、大分商との乱打戦を制した。「7番・二塁」で先発出場し、途中から遊撃も守った上野飛馬が先制点を含む2安打3打点と活躍した。

　2回1死から武藤、澤田の連打で二、三塁の好機をつくると上野が相手先発・児玉の初球を捉え、左前打。一気に2点を奪い先制点をもぎ取り「最初から初球を振ろうと思っていたので、準備ができていて良かったです。ほっとしました」と笑みを浮かべた。

　1点差に迫られた7回には2点を奪い、なおも2死一、二塁で右前適時打。大分商を突き放す一打となり「2球ストライクで追い込まれたので食らいついて食らいついて最後はヒットになったので良かったです」と安堵した。

　守備でも7回途中から遊撃も守り、最終回は大分商に6－8と2点差まで追い上げられ、1死一、二塁で相手6番・丸尾の左飛で慌てて帰塁した一塁走者が二塁を踏み忘れて一塁へ戻ったため、上野が二塁ベースを踏むアピールプレーでゲームセット。点を取れば取り返される息詰まる展開を制し「素直に嬉しいです」とはにかんだ。

　昨秋は公式戦未出場。センバツ直前にメンバー入りが決まり、初戦のスタメンに抜擢された背番号「15」が聖地で大暴れした。