アスレチックスの開幕投手は藤浪、ルシンスキーあるいは？候補たちの調整が加速

アスレチックスの藤浪（AP）
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　17日（日本時間18日）、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督が開幕投手の最有力候補だったポール・ブラックバーン（29）が右中指の爪の損傷で、開幕日は負傷者リストで迎えると発表した。

　同日、右腕ジェームス・カプリ―リアン（29）がジャイアンツ戦で4回5安打1失点、4奪三振の好投。昨季は26試合に先発登板、実績ある投手だがオフに肩の手術を受け、このキャンプはスロー調整。12日のパドレス戦が初登板で1回3分の2を投げただけだったが、ブラックバーンの離脱を受け、一気にイニング数を増やし、球数も59球にした。

　マーク・コッツェイ監督は「どんどんストライクを投げて内容が良かった。より肩にストレスがかかったと思うが、果たしてどれくらいリカバーできるかだ。この感じで投げていければ、開幕メンバーにも入れる」と話している。

　当初はジャイアンツ戦は左腕JP・シアーズ（27）が先発で、その後にカプリーリアンが投げる予定だった。しかしながらイニング数も球数も増やせるようにとカプリーリアンに先発させ、シアーズは練習試合のBゲームに回って先発、同じく球数を増やしている。

　公式サイトのジャック・マグルーダー記者は「19日（日）は藤浪晋太郎（28）がドジャース戦の先発で、（過去4年間韓国KBOで投げていた）ドリュー・ルシンスキー（34）がその後に投げる予定だったが、同じ理由でこの試合もどちらかがBゲームに回るかも」と予測している。

　オープン戦の残り試合数から考えて、開幕投手に向け一番並びが良いのは藤浪かルインスキーだが、まだ入れ替え替えも可能と同記者は付け加えている。カプリーリアンは「誰が開幕投手に選ばれようが、みんなで応援する、もちろん選ばれるのは特別なこと。我々にできるのは、試合で投げて状態を上げていくことだ」と意気込む。3月30日の開幕戦の相手エンゼルスは大谷翔平（28）が先発投手に決まっている。果たして投げ合うのは藤浪かルシンスキーか、あるいは？