【センバツ】大分商・那賀誠監督「これが財産になるように」ベース踏み忘れで幕切れも反撃に手応え

[ 2023年3月19日 15:35 ]

第95回選抜高校野球大会1回戦   大分商6-8作新学院 ( 2023年3月19日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 第2日 作新学院・大分商> 児玉(右)に声を掛ける大分商・二宮 (撮影・須田 麻祐子)
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 大分商は作新学院との乱打戦に敗れ、初戦で姿を消した。

 4-8の9回、2点を返しなおも1死一、二塁で丸尾が放った左翼へのフライに飛び出していた一塁走者、二塁走者が慌てて帰塁。ところが、二塁ベースを超えていた一塁走者・江口が二塁を踏まずに一塁へ戻ったため、作新学院側のアピールプレーによりゲームセット。反撃ムードが高まっていたまさかの幕切れとなった。

 26年ぶりの白星を逃した那賀誠監督は最後のシーンについて「二塁ベースを空過して一塁に戻った。江口に敗戦の責任があるわけじゃない。全員で失敗やミスを次に向けて確認していく」とかばった。
 
 打線は6回以降、作新学院の救援陣を捉え、猛反撃。4点差の9回も江口の一打などで2点差まで迫り「最後にベンチ一丸となって食いつく気持ちを見せてくれた。明るく元気で野球が好きな頼もしい子達。まだまだ発展途上。成長しきれていないのでもっと磨いていこう」と粘る姿勢を高く評価した。

 まさかの幕切れで甲子園を去ることになったものの「この後は僕から話すというより、選手たちからどんな言葉が出るかを待ちたい。投げやりになるような選手たちじゃない」と自分たちで乗り越えられると期待を寄せ「春に良い経験できた。これが財産になるようにしないといけない」と誓った。

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2023年3月19日のニュース