ソフトB・栗原 勢い止まらん4番でOP戦4号&マルチ 藤本監督「いいですねえ」

[ 2023年3月19日 05:00 ]

オープン戦   ソフトバンク2―5DeNA ( 2023年3月18日    ペイペイ )

<ソ・D>4回、ソロを放った栗原はナインの出迎えに笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの栗原陵矢外野手(24)が18日、DeNAとのオープン戦に4番・三塁で出場し4回に逆方向へ12球団トップタイのオープン戦4号本塁打を放った。シーズンフル出場なら47本塁打に相当するペースだ。昨年は左膝を手術しシーズンのほとんどを棒に振ったスラッガーがシーズン中の4番も狙える勢い。試合は2―5で敗れた。先発の藤井皓哉投手(26)が6回に4失点し、スタミナに課題を残した。

 4番栗原での2試合目は一発のち、反省となった。1―0の4回先頭の2打席目、ガゼルマンの外角ツーシームを引きつけてはじき返すと、左翼テラスに飛び込むオープン戦4号ソロとなった。

 「打撃練習でやりたいことをやりながら、いい形をしっかり集中して続けられています」と振り返るが表情はどこかさえなかった。

 2―0となった5回。攻守でピリっと締め切れなかった。三塁守備では先頭打者の正面ゴロを捕球後に一塁悪送球。その裏の攻撃では2死三塁のチャンスで遊飛に倒れた。「あれ(5回)で全部、台無しですね。(先発)藤井の球数を増やしたし捕手にも申し訳ない。サードはずっと難しい」と悔しがった。

 期待の助っ人ホーキンスが不調に陥ったこともあり、17日に続き4番・三塁で出場。4番での今季初アーチだけではなく、初回2死一塁では左前打。オープン戦4度目のマルチ安打となる2安打1打点で打率・438と好調を維持するが、謙虚に開幕に備えている。

 「いやいやいやいや、打順は関係ない。何番でも一緒です。いつ開幕してもいいようには準備しています」と笑う。藤本監督も「いいですねえ」と称えた。打順については「4番とは考えてはない。4番にはめたい選手がいるけどね」と、開幕では4番以外でのスタートが有力。一方で「やりくりしていかないとしょうがないと思います」と、多彩な打順で三塁を託す構えだ。

 オープン戦は残り6試合。WBC組の野手4人も不在で開幕オーダーに迷う指揮官だが栗原のバットは主軸として明らかに目立っているのは確かだ。(井上 満夫)

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2023年3月19日のニュース