佐々木朗希、米本土デビューへ「最高のパフォーマンスを」 海外メディアからは米移籍の質問も

[ 2023年3月20日 02:39 ]

WBC<日本前日練習>会見する佐々木朗(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場中の侍ジャパンは19日(日本時間20日未明)、20日(同21日午前8時試合開始)に行われる準決勝・メキシコ戦に向け、試合会場となるマーリンズの本拠地「ローンデポ・パーク」で最終調整を行った。

 栗山監督が練習後の公式会見でメキシコの先発を公表した。佐々木朗は会見で「ここまでチームが一生懸命戦ってきてアメリカまでこれたので、勢いであったりを背負いながら、いい形で投げられればと思っている」と話し、メキシコについては「映像ではまだ見ていないですが、直接プエルトリコとの試合を見て、非常にスイングが鋭くて、一発もある打線だとは思う」とした。

 佐々木朗は他の投手陣とマウンドの形状や硬さなどを確認。宮城を相手にセットポジションから強めのキャッチボールを行い、2日連続となるブルペン投球で最終調整した。「投げたことのない球場だったので、マウンドでは投げていないんですけど、ブルペンで、少しでも本番に近い感触を確かめられたらと思って投げた」と意図を説明した。

 準決勝については「吉井さん(投手コーチ)から、準々決勝の日に伝えてもらった。もちろん大事な試合だとわかっていたので、すごく身が引き締まる思い。今日勝たないと、明日はないので、チームが勝てるように自分の出せるベストを尽くしたい。勝つために自分が最高のパフォーマンスを発揮して、その中で見てもらえたら」とした。

 海外メディアからは、将来MLBでプレーする思いについての質問も飛んだ。「メジャーリーグに関しては、メジャーリーグに行く時期よりも、まずは日本でしっかりプレーした中で、その先に見えてくるもの」と語った。

 「現役のメジャーリーガーと一緒にプレーできていることが何よりもすごくいい経験になってますし、日本のレベルの高い選手たちと一緒にできて、シーズンで感じられない刺激だったりを感じています」と佐々木朗。マウンドや気候など環境は激変する中、朗希が米本土デビューで世界を驚かせることができるか。連覇を果たした09年第2回大会以来となる決勝進出は、21歳右腕にかかっている。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月19日のニュース