【現役ドラフト】“石川2世”秋田商出身のロッテ・成田はヤクルトへ「ポジションを勝ち取れるように」

[ 2022年12月9日 18:02 ]

ヤクルトへの移籍が決まったロッテ・成田
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 出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指し、初導入された現役ドラフトが9日に行われ、ロッテの成田翔投手(24)がヤクルトに移籍することが決まった。これに伴い、ロッテはオリックスから大下誠一郎内野手(25)が加入する。

 左腕の成田は1メートル70と小柄な体格から、高校時代は同じ秋田商出身のヤクルト・石川2世と呼ばれ、高3年夏の甲子園は同校を8強に導いた。

 15年ドラフト3位でロッテに入団し、今季は1軍登板なしに終わったが、2軍では46試合に登板し3勝1セーブ、防御率2・27。左サイドから特徴的な投球で、左打者に対して抜群の強さを誇った。プロ7年間の通算は15試合に登板し0勝2敗、防御率5・64。

 球団を通じ「自分の中では少しあるかなという思いはありました。これまで、なかなか1軍でチャンスをつかめなかったので、この新しい制度で新しいチームに移籍をして、しっかりと結果を出すことで7年間、お世話になった千葉ロッテマリーンズに恩返しができればと思っています」とコメント。「東京ヤクルトスワローズは今年もリーグ優勝をしており、若手、中堅、ベテランが切磋琢磨しながら勝っているイメージがあります。自分もその中に割って入ってポジションを勝ち取れるようになりたいです。ここまで応援をしてくださったファンの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。新たにセ・リーグで自分らしいピッチングをお見せできるようにしっかりとアピールして頑張ります」と誓った。

 

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2022年12月9日のニュース