ソフトB・周東 森保ジャパンに刺激受けた!WBC出場で日本を元気に「盛り上がってくれたらと思います」

[ 2022年12月9日 05:00 ]

テレビ番組に出演し、質問に答える周東(撮影・岡田 丈靖)
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 次は野球で日本を盛り上げる!ソフトバンクの周東佑京内野手(26)が8日、来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場意欲を語った。W杯カタール大会でベスト16に進出したサッカー日本代表に刺激を受け、世界の舞台で俊足を発揮したいと意気込み十分。この日は地元テレビ局の番組に生出演し、チームでの来季の活躍も誓った。

 ドイツ、スペインを撃破し、日本中を熱くしたW杯カタール大会でのサッカー日本代表の奮闘。サムライブルーの熱戦をテレビでチェックしていたという周東は「W杯はめちゃくちゃ盛り上がってましたね」と話した。次は野球が日本を活気づける番。「WBCも盛り上がってくれたらと思います」と来年3月の戦いを見据えた。

 周東は19年のプレミア12で侍ジャパンのトップチームに初選出された。「あの時は初めてだったので“どういう感じかな”と探り探りでしたね」。当時の稲葉篤紀監督(現日本ハムGM)から足のスペシャリストとして期待され、大会最多の4盗塁で日本の優勝に貢献。世界にその俊足をアピールした。

 栗山英樹監督が率いる侍ジャパンでも韋駄天(いだてん)ぶりを期待される。11月のオーストラリアとの強化試合では2戦いずれも代走で盗塁を決めた。次回WBCでは延長10回以降は無死二塁からのタイブレークとなる見込みで、そこでも周東の快足は途中出場でW杯を盛り上げた三笘薫(ブライトン)のような切り札になる。

 WBC日本代表にはメジャー組の大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、さらに野手では鈴木(カブス)が出場の意思を表明した。代表選手の選出はそれだけハイレベルの争いとなる。昨年の東京五輪は不振のため選出から漏れており、「チーム(ソフトバンク)での競争にまずは勝たないといけない。2月1日(のキャンプイン)にしっかりといい状態で入っていきたい」と視線を向けた。

 オフも継続的にトレーニングを続け、この日はテレビ西日本の報道ワイド番組「記者のチカラ」にも生出演した。「盗塁王のタイトルにはこだわりがある?」という質問に「そこは誰にも負けたくない。ここがなくなったら僕に何が残るのだろうというところ。こだわり持ちたい」と力強く語った。鷹のスピードスターはWBC、レギュラーシーズンと来年はフル回転する決意でいる。(森 寛一)

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2022年12月9日のニュース