DeNA・今永 来オフにもポスティング利用でメジャー挑戦へ

[ 2022年12月9日 01:50 ]

来季への意気込みを記した色紙を手にポーズを決める今永(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 DeNAの今永昇太投手(29)が来年オフにもポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する可能性があることが8日、分かった。夢の実現を見据え、大手代理人事務所の「オクタゴン社」と契約する方向で調整中だ。今季は無安打無得点試合も達成するなど3年ぶりの2桁となる11勝を挙げたエース左腕は横浜市内の球団事務所で契約交渉し、1年契約で4000万円増の年俸1億4000万円で更改した。

 目標は高い。メジャーの舞台で活躍する自身の姿を常に思い描く。だから3年ぶりの2桁となる11勝で満足するはずもない。4000万円増の年俸1億4000万円でサインした今永は今季の成績について「まだ物足りない。情けない選手。最低限の最低限の最低限くらいの数字」と独特の表現で振り返った。

 6月7日の日本ハム戦では自身初の無安打無得点試合も達成。2位に貢献し、来年3月のWBC出場にも期待がかかるが「まだまだ相手を圧倒できていない」と言う。圧倒。それは来季に海の向こうにもアピールしたい要素。早ければ来年オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する可能性があるからだ。順調なら来季中に国内FA権を取得するが海外FA権は早くても25年。早期の夢実現を見据えオクタゴン社と契約する方向で調整を進めている。

 昨年の交渉で球団から「メジャーに興味がある?」と切り出され「あります」と答えた。今年も話し合われ「素晴らしい話し合いができた。引き続き、さまざまなことを協議していく」と明かす。1年契約は近い将来に海を渡る決意の表れだ。

 「優勝するために、チームを引っ張る数字を出す」と今永。WBCで侍ジャパンを世界一、そしてレギュラーシーズンで圧倒的な数字を残してチームを25年ぶりの日本一に導けば、輝かしい未来が待っている。

続きを表示

2022年12月9日のニュース