「ESPN」記者が球団関係者に調査、「レッドソックスは吉田正尚に払いすぎ」が大方の反応

[ 2022年12月9日 11:15 ]

レッドソックスと契約合意した吉田正(撮影・成瀬 徹)
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 スポーツ専門局「ESPN」電子版のカイリー・マクダニエル記者がレッドソックスの吉田正尚(29)の5年総額9千万ドル(約123億円)の契約について、驚きの事実だと8日(日本時間9日)報じている。

 同記者は各球団の首脳たちに取材し「このオフの外国人選手で目玉は千賀滉大だけ、それ以外にはいない」と証言を得ていたため、自身のFAランクトップ50に吉田を入れていなかった。予想は複数年契約ではあるが、総額3500万ドル~5千万ドル(約48億円~約68億5000万円)だった。そこで同記者は各球団のスカウトやトップに「なぜ予想は間違っていたのか?」とテキストメッセージで質問。答えは「あなたは間違っていない」、「(レッドソックスが)払いすぎ」、「うまく行けばいいけど」、「半分以下の価値だと思っていた」、「言えることはないよ」だったという。

 どの球団も吉田についてある程度の評価はしていたが、レッドソックスは払いすぎたというのが大方の反応だった。吉田の良さは好打者であること。スカウトはメジャーでも平均的なパワーがあると見る。平均的とは本塁打でいうと18本から20本だ。しかしながらあるスカウトは「フェンウェイパークはライトが広い。左打者で平均的なパワーでは、必ずしも多くを期待はできない」と言う。

 ただ吉田が得意ではないとされる守備についてはこう指摘する。「守備についてはバラ色の未来とはいかないが、(レフトの狭い)フェンウエイならましだろう」。一方でマクダニエル記者はこう書く。「レッドソックスは近年、ドラフトでもトレードでも、手足の長くない、三振の少ない、確実にバットに当てられるタイプを熱心に集めている。22年のドラフト一巡ミッキー・ロメロ、20年の一巡ニック・ヨーキー、トレードではジーター・ダウンズ、アレックス・バードゥーゴらだ。その方向性で行くと、吉田はフィットしている。ちなみに22年シーズンは三振率の低い5球団がポストシーズンに駒を進めた。ガーディアンズ、アストロズ、メッツ、カージナルス、ブルージェイズだった」。とはいえレベルの高いア・リーグ東地区では、コンタクトヒッターだけでは勝てない。レッドソックスは補強でまだまだやるべきことがあると締めくくっている。

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