「現役ドラフト」きょう午後1時から初開催へ 各球団最低1人は移籍する仕組み

[ 2022年12月9日 12:00 ]

プロ野球ドラフト会議の会場風景。現役ドラフトは非公開で開催される
Photo By 代表撮影

 プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して導入された「現役ドラフト」が、9日午後1時から初めて開催される。

 現役ドラフトは非公開で行われ、各球団2人以上提出されたリストから各球団とも最低1人を指名する。外国人、シーズン終了後に育成から支配下選手登録された選手やFA資格を保持する、または過去にFA権を行使した選手、育成選手らは対象外となる。年俸5000万円以上の選手は対象外だが、1人に限って5000万円以上1億円未満の選手をリストアップできる。

 獲得希望選手としてより多くの球団から支持を集めた球団が1番目の指名権を得る方式。2巡目まで指名が可能で各球団が少なくても1人を獲得し、1人が移籍するシステムとなっている。移籍が成立した選手のみ公表される。

 現役ドラフトを前に、今オフは中日が京田、阿部をトレードに出すなど例年に比べ、若干動きが活発化しているように見える。現役ドラフトに出すならば、より自軍の補強ポイントを埋められるトレードで――、もしくは狙っている他球団の選手を現役ドラフトで出される前にトレードで――、との思惑が働いている可能性も拭えない。どんな移籍が成立するのか、初開催となる現役ドラフトに高い注目が集まっている。

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