【現役ドラフト】ソフトバンク・大竹耕は阪神へ セ界で左腕が再起だ!

[ 2022年12月9日 17:00 ]

ソフトバンク・大竹耕
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 出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指し、初導入された現役ドラフトが9日に行われ、ソフトバンクの大竹耕太郎投手(27)が阪神から指名され、同球団への移籍が決まった。

 大竹は済々黌から早大を経て17年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団。1年目に支配下を勝ち取ると、19年には5勝を挙げた。5年目の今季こそ2試合で0勝2敗ながら、ウエスタン・リーグでは14試合に登板し78回1/3を投げ、防御率2・87と健在ぶりをアピール。1軍通算成績も35試合で10勝9敗、防御率4・07の実績を残している。投手層の厚いソフトバンクでは出場機会に恵まれなかったが、貴重な左腕とありセ・リーグに環境が変われば、もう一花咲かせる可能性は十分ある。

 同投手は球団を通じ「大した実績がなかった僕の可能性を見出し、プロ野球選手にさせてくれたホークスには感謝してもしきれません。ホークスには小さな頃からファンクラブに入るほど思い入れがあり、地元・九州ということもあり、ここで育ててもらいプレーしたことは人生の財産です」と感謝のコメントを発表。愛着のある球団を離れることに「個人的には寂しい思いはありますが」としながらも「選手としては、新天地でひと花咲かせようという気持ちになっています」と決意を示した。

 さらに「阪神はホークスと同じようにファンが熱いチーム。伝統もあり、あの甲子園で投げられると思うと今から気が引き締まります」と“聖地”に思いをはせた左腕。重ねて球団や関係者、ファンへの感謝を示したうえで「これからも僕らしく頑張ります」と力強い言葉でコメントを締めた。

 大竹耕の移籍する阪神からは陽川尚将内野手(31)が西武に移籍することが決まった。

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2022年12月9日のニュース