【現役ドラフト】DeNA・細川と中日・笠原が事実上の“トレード” プロ初打席初本塁打を放った相手

[ 2022年12月9日 17:00 ]

2017年10月3日の中日戦で球団初、高卒新人の初打席初本塁打(ホームラン)となる中越えに先制3ランを放ちベースをまわる細川成也外野手
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 出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指し、初導入された現役ドラフトが9日に行われ、DeNAの細川成也外野手(24)が中日へ、中日の笠原祥太郎投手(27)がDeNAにそれぞれ移籍が決定。事実上の“トレード”となった。

 明秀学園日立から16年ドラフト5位でDeNAに入団した細川は、プロ1年目の10月3日の中日戦で初回にプロ初打席初本塁打となる3ランをマーク。新人の初打席初本塁打は球団初の快挙で、放った相手が今回、移籍が決まった笠原だった。笠原はこの試合、許した失点は細川の一発のみ。2回以降は相手打線を無安打に封じ初完投も一発に泣き、敗戦投手となった。

 一方で笠原は16年ドラフト4位で中日に入団。18年に6勝を挙げ、19年には開幕投手にも抜擢された。その後は病気などもあり通算では54試合登板で11勝13敗、防御率4・44。今季は4試合で1勝2敗、防御率5・29だった。貴重な先発左腕でもあり環境を変えれば十分に活躍できる可能性はある。

 中日は手薄な右の大砲候補の獲得に成功。今季のチーム本塁打が12球団最少の62本と長打力不足に苦しみ、大砲候補の補強が今オフの課題となっていた。

 また、中日とDeNAは京田―砂田で今オフにトレードが成立しており“今季2度目の交換トレード”が成立した形ともいえそうだ。

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