阪神・坂本、梅野の正捕手内定に待った ヤクルト・中村との合同トレで捕手の神髄学ぶ

[ 2022年11月30日 05:15 ]

契約更改を終え、取材に応じる阪神・坂本(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 「捕手道場」で鍛錬し、“正捕手内定”の梅野に待ったをかける。阪神・坂本は600万円増の推定年俸2800万円で更改。無事に契約交渉を終えた後は、充実の表情で今季を振り返った。

 「しっかり評価していただいて、ありがたく思っています。キャプテンをさせていただいて、すごい貴重な経験をさせてもらった」

 今季は自己最多となる60試合に出場し、梅野の80試合に次ぐ、50試合で先発出場。守りの要として、矢野阪神のAクラス入りに貢献するとともに、キャプテンとして本塁打を放った選手に贈呈される「虎メダル」を発案するなど、ムードメーカーも担いチームの雰囲気づくりにも尽力した。

 「僕が中村さんと自主トレをしたいと思って、つないでもらいました。日本一を経験した、日本シリーズを経験した人にしかわからないものが絶対にあると思うので、いろんなことを聞いたり盗んだりしたい」

 捕手の神髄を学ぶ。今オフはヤクルト・中村に志願の弟子入り。日本ハムにFA移籍した伏見、ロッテ・松川ら捕手6選手が集まる愛媛県松山市での合同自主トレに初参加する。2年連続1割台に沈む打撃力向上を中心に、日本一を経験した先輩捕手らから技を盗む構えだ。

 すでに岡田監督は梅野を正捕手として固定する方針を明かしており、厳しい立場に置かれる形になった。しかし決定事項ではない。「自分のために取り組むことがチームのためにもなる。(その上で)最後、アレしたらいいんじゃないですかね」。正捕手奪取へ向け、捕手道を極めてレベルアップを目指す。(須田 麻祐子)

続きを表示

2022年11月30日のニュース