巨人・坂本勇人「長打力をもう一度、取り戻したい」現状維持6億円、来季へ強い決意

[ 2022年11月30日 15:25 ]

色紙に「優勝」と書き込んだ巨人・坂本(球団提供)
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 巨人・坂本勇人内野手(33)が東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸6億円から現状維持でサインした。

 プロ16年目は苦しみ抜いたシーズンだった。開幕前に左脇腹を痛め、その後も右膝、腰と3度離脱。83試合で打率・286、5本塁打、33打点の成績に終わった今季を振り返った坂本は「長打力をもう一度、取り戻したいなと。簡単なことではない。長打は意識してオフからやりたい」と17年目へ向けて強い決意を示した。

 契約更改の場では「今年のコンディションの話だったり、来季に向けて、キャプテンではなくなるので、チームについての話をしました」と自身の話に加えて、チームの今後についても話し合った。そして「僕からは特に何もないですね。(今年は)コンディションに苦しんだ1年だったし、思うようなバッティングだったり、いろいろと思うことがあったシーズン」と入団1年目の07年以来15年ぶりに出場試合が100を下回った1年を思い返し、素直な思いを口にした。

 15年から8年間、チームの主将を務めてきたが、来季からは岡本和に引き継ぐことが決定。「自分の野球人生の中で、このチームで8年間、キャプテンをやらせてもらった。チームの人たちに感謝したい。(新キャプテンの岡本和に)何か言葉をかけるとかはないですけど、彼もジャイアンツの4番として主力の選手。僕からわざわざ言う必要はないなと。思うようにやってほしい。彼がやりやすいようにサポートしてあげたいなと」と岡本和への全面バックアップを約束した。

 チームは17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位に終わった2022年。10月の秋季練習、11月の宮崎秋季キャンプにも参加し、若手とともに汗を流した。「長打力をもう一度、取り戻したい」。16年間で2205安打を積み上げ、巨人の先頭を走り続けてきた背番号6の、2023年シーズンはもう始まっている。

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